HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥ハル、先に風呂使っていいよ。」


‥お風呂。


そ、そうだよね、自分の部屋はあるけどバスルームは一緒よね‥。


「ケ、ケイからどうぞ?」


私は一人でドキドキしながら言った。


なんか‥まるで付き合って間もないカップルのような“ぎこちなさ”に、さらに顔が赤くなる私。


「そう?じゃあお先に。」


そんな私に気づきもせず、ケイは鼻歌を歌いながらバスルームに向かった。


なんで‥ケイは平然としていられるんだろ?


やっぱり私が”女“として扱われてない証拠‥だよね!?


私はソファーに再び顔を埋めながら、深いため息をついた。
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