HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
‥ふと気が付くと、私はフワフワした感覚の中にいた。


「‥ケイ?」


ケイが私を見つめてる。


「‥ハル‥愛してる。」


瞳が少し潤んだケイの顔が近づいてくる。


「ケイ‥。」


そう呟いた私の唇を塞ぐような優しいキス。


こんな柔らかいキス‥初めて。


ケイ‥私も愛してる‥。


でも、溶けてしまいそうなくらいの甘い雰囲気は、ここで突然終わる。


「‥ハル?ハルってば、起きて?」


私は肩をトントンと叩かれて、目が覚めた。


「‥え?」


確かに目の前にはケイがいたけど、さっきと違って、濡れた髪を拭きながらラフな格好をしている。
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