HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「で、社長は何か言ってた?」


「‥スキャンダルは勘弁して欲しいって。ねぇ、私達‥一緒にいて大丈夫なの?」


私はふと不安になって窓の外を見た。


「大丈夫だって。ここは最上階だし、セキュリティも万全なんだからさ。」


「そうだけど‥。」


私は呟いて、またチューハイを飲んだ。


「何だよ、他にもなんか言われたのか?」


「‥ケイの女関係に困ってる‥って‥。」


私はケイの顔色をうかがいながら言った。


「アイドルやってれば、売名したくて寄ってくる女が多いからな。適当に遊んでやっただけ。」


少し気まずいのか、ケイはビールをグビグビっと勢いよく飲んだ。
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