HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「‥おはよう。」


ちょうど朝食の用意ができた頃、ケイが寝癖を付けたまま起きてきた。


「‥ケイ、昨日は」


「すっげぇイイ匂い!」


私が最初に謝ろうとすると、その言葉に被せてケイが大きな声で言った。


「もしかしてフレンチトースト!?やっぱりハルをマネージャーにして正解だな。俺のこと、誰よりもわかってる。」


ケイは椅子に座ると「いただきます」と言って食べ始めた。


「うめぇ!久しぶりに朝飯らしいもん食べた!俺、今日頑張れるかも。」


ケイのそんな無邪気な姿を見てたら、私も自然と笑顔になる。
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