HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「あのね、時間がないから単刀直入に話すけど。」


思わずドキッとしてしまうくらい、横沢 愛莉の顔が私の耳元に近づく。


「私、慶太くんと付き合ってるんだけど‥時間が空いたときとか、二人きりになれるように協力して欲しいの。」


‥えっ?


「こ、困ります。うちの事務所は恋愛禁止なので‥。」


私は“シドロモドロ”になって答えた。


「だから!あなたに頼んでるんじゃない!慶太くんは恥ずかしくて言えないって言うし‥。」


横沢 愛莉が赤く染まった頬を手で押さえた。
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