HAPPINESS!~幼なじみはアイドル~
「ふーん、ここで慶太と同棲しているわけか。」


ニヤニヤしながら、なっちゃんが部屋を見回す。


「ど、同棲!?まさか!」


私はティーカップに入れようとしていたコーヒーを溢しそうになりながら、全力で否定した。


「でも慶太と一緒に住んでるんだろ?それを同棲と言わないで何て言うんだ?」


悠ちゃんが真面目な顔をして言った。


「へ、部屋は別々だし!それに私は家政婦みたいなもんだし!‥同居‥そうだよ、同居の方が正しいよ!」



私はガチャガチャと音を立てながら、なっちゃん達にコーヒーを出した。


「見事な動揺ぶりだね。」


「‥だな。」


なっちゃんと悠ちゃんが顔を見合わせて大笑いした。
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