【 青春という名の、革命を 】

中学まで私も、一応部活というものをやっていた。陸上部の中距離ランナーだった。


それなりに実力もあり、大会でも成績を残し、期待されていたが、高校に入った時あっさりとやめた。


理由は簡単、続ける意味がなかったから。ある程度こなせるが、熱くなれないので、記録もそこそこしか伸びない。


別にいいと思っていた。逆に、自主練に励む仲間達が、どうしてそんなに頑張るのか分からなかった。


それについて、度々部員たちともめたこともあった。だが、頑張る意味が分からないのだから、どうしようもない。


結局今まで、一生懸命、なんて言葉を使ったことがなかった。



カタンッ



「...またデスカ。」