【 青春という名の、革命を 】



「せーしゅんというなの?かくめい?」



声に出してみても、全く分からない。何回読んでもその題名の意味は分からなかった。


そもそもこれは、このノートの題名なのか。油性の黒マジックで、表紙にあるそれは、存在を主張するかのようにでかでかと書かれていた。


表紙だけ見ていても、疑問しか浮かんでこないので、まず落ち着いて整理するためにも、元の席に座ってみた。


ロングトーンの楽器の音が止んで、いつの間にか合奏を始めているようだった。



「えーと、なになに?アドバイスいかがですか?なんじゃそりゃ。」



表紙だけ見ていていても仕方ないので、取り敢えずページをめくってみた。



1ページ目には、説明文のような取り扱い説明書のような文があった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アドバイスいかがですか?


〜約束〜

(1)困っていることが当てはまる項目しか読まない

(2)自分の行動に責任を持つ

(3)使い終わったらあった場所へと戻す、持ち出し可


20××年○月△日

3年C組 タチバナレン

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