wild poker~ワイルドポーカー~

「……ったく、しょうがねェなぁ~」

そう言ってコウモリは呆れた様に溜息と吐くと、ワザとらしく羽を竦めて見せる。

「右だよ、右!!右に曲がって真っ直ぐぅ~!!」

「はぁ!?」

「いいから!!右に曲がれって言ってんだよ!!」

そのコウモリの言葉に困惑しながらも、言われた通りに右に進路を変える。

そのまま同じ様に森を駆け抜けるが、一向に状況は変わらなかった。
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