wild poker~ワイルドポーカー~
「どうする?俺がダイヤの7だから、それも使えばワンペア揃うけど」
「ワンペア……確か武器だったか。それよりも食糧とかに回した方がいいのか?それとも残しておくとか。カードがどれくらいの確率で手に入るのか分からないから、何とも言えない」
その俺の答えに藤谷は何か考える様に腕を組み、それからそっと俺の手にしたカードを見つめる。
「俺の感覚では、思ったよりもカードが手に入る気がする」
「……どういう意味だ?」
彼の言っている言葉の意味が理解出来ず、首を傾げて彼の答えを待つ。