wild poker~ワイルドポーカー~

「全然、眠れそうにもないか。……しょうがないね。もう少し起きていようか」

俯く俺達を見て須藤さんはそう言うと、ニッコリと眩しい笑みを浮かべて見せた。

「ケケッ。こんな使えねェ奴等を抱えるなんて、モノ好きな野郎だなぁ~?それとも……何か企んでたりして?ケケケッ!」

その嘲笑う様なコウモリの言葉に、須藤さんはクスリと甘い吐息を洩らすと、小さく首を傾げて見せた。

「君も何か企んでいるのかな?……コウモリ君」

その須藤さんの問いにコウモリはニヤリと笑みを返すと、羽を広げ、次の瞬間、俺の肩に飛び乗った。
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