wild poker~ワイルドポーカー~

「……死んでる」

そう彼女は短く呟くと、俺達へと向かって歩いて来る。

「助かったわ。……ありがとう」

そう言って彼女は困った様に笑うと、俺に向かって何かを差し出した。

それは……一枚のカードだった。

《スペードの6》のカード。
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