wild poker~ワイルドポーカー~

「ケケケッ!ガキ共は呑気でいいですねぇ~。俺様、逆に感心しちまうよ。ケケッ!」

そう言って窓際にとまっているコウモリが、お得意のムカつく笑みを浮かべて見せる。

「お前は黙って……」

ムカつくコウモリに非難の言葉を浴びせようとしたその瞬間、不意に目に入ったモノに……思わず目を見開いた。

「あ、あれ……」

その俺の洩らした声に、霧島さんと黒咲さんの視線が窓の外に注がれる。
< 240 / 449 >

この作品をシェア

pagetop