wild poker~ワイルドポーカー~
決断 【side‐A】
目の前の悪魔とやらのクソガキが告げたその《真実》に、俺はただ茫然とその場に立ち尽くす事しか出来なかった。
「……これで僕が教えてあげられるのは全部。さぁ……君はどうするの?」
嘲笑う様なその問いに、ギュッと強く拳を握り締める。
その次の瞬間、銃を手にすると、それを少年に向かって構えた。