wild poker~ワイルドポーカー~
「……どうして……どうしてこんな事をする。こんな事に……一体何の意味が……」
震えるその俺の問いに、少年は真っ直ぐに俺を見つめたまま、浮かべていた笑みを消した。
「僕は……知りたいんだ。この《世界》に選ばれた、本物の《主人公》を。その為に……君達はいる。その為だけに、君達は戦い続ける」
目の前の少年の言葉の意味が一つも理解出来ないまま、ギリッと歯を食い縛った。