wild poker~ワイルドポーカー~

「……火山」

霧島さんがそう小さく声を洩らし、それと共に引き攣った笑みを浮かべる。

「なんか……スイマセン」

何となく悪い気がして謝ると、須藤さんは困った様に笑って、腕に付いている【マーク】を見つめる。

「ちょっと面倒なエリアだけど、ここからだったらゲームテーブルは近いね。そこに向かってみて、何も無かったらまたエリア移動しよう」

その彼の言葉に皆は従う様に歩き出す。
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