せ ん せ い






だけど。


思った以上に、わたしの動揺は表面に表れていたらしい。



早く顔の熱よ引け、と念じながらうつ向いていると、無駄に長い沈黙が走る。


ちょっと先生、なんか喋ってよ。



あまりにもその空気が続くから、チラリと先生の顔を見ると。




「………げっ…」




なんだ、その






妖しい、笑顔。





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