涙帳*一行のことば*


だから、今いるメンバーでの会話を楽しんで
皆でポテト食べて、コーラ飲んで、雑誌広げて
とにかく楽しい話をして辻先輩のことは頭から
遠ざけた。
そして、私たちが先に店を後にした。


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「ね、さっき辻先輩みたいな人いなかった?」

先にこの話を出したのは、りかだった。
すると、他の4人も言い出した。

「だよね、うちもそう思った。でもなんか話かけられる雰囲気じゃないって
いうかさあ・・・ちょっと一人でいたいオーラ的なもの出てたから
話かけれなくて見てみぬふりしてたよー」

気づいてたの私だけじゃなかったんだ。
少し安心した。

皆気づいてなかったら、
私だけがいつも辻先輩のこと見てるようで
なんか恥ずかしいから・・・







なんかそれって、辻先輩に
恋してるみたいじゃん?



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