It is fate.
秀君の家から1分も掛からなく
希の家に着いた
「希、先入ってよ」
「えっ、でも」
「良いから。希の部屋で待っとくよ」
「じゃあ先に入らせてもらうね」
そう言って希は風呂場に行った
あたしは早速
希の部屋に入って床に座った
やっぱりこの部屋も広いな…
あっ、お母さんに言っとかなきゃ
あたしは
制服のポケットから
ケータイを取り出した
ー今日 希の家に泊まるから
「送信っと」
♪〜
大好きなアーティストの曲が流れた
「やっぱり返信が早い…」
ー分かったわ。希ちゃんのお母さんに迷惑掛けないようにね
何を言ったって
決して怒らない母
それは
あたしが嫌いな訳じゃなく
『アンタの好きな用に生きなさい』って
それは父も同じ