初めてのバレンタイン
「川越!昼休み返事言うから屋上来てくんね?」

「分かった!」




昼休みかー

いよいよ返事言われるのか…

気になるような、気にならないような

はー




「笑!高杉なんだって?」

「昼休み返事言うから屋上来てだって!」

「いよいよだね!」

「うん…」

「どうしたの?」

「なんかね。返事気になるような、気にならないようなよく分かんないんだ。」

「うん。」

「振られるかもしれないしさ。振られたら今みたいには戻れないよね。やっぱ告白しないほうが良かったかも。振られたら蓮のこと諦めないといけないし。」


「今さら後悔してんの?もう告白したんでしょ?笑の気持ちも分かるよ!でもさ、頑張ってチョコも作ったんでしょ?高校は高杉と別々なんだよ!今しかチャンスはない!だから笑は今告白して良かったの!4年も好きだったんでしょ?今もし告白してなかったら絶対後悔してたよ!だから今さら悩まないで。笑は今告白して良かったの!」


「可憐ー!ありがとう!可憐に相談して良かった!可憐大好き!」

「笑が元気になって良かった!うちも笑大好き!」



可憐にはほんと迷惑ばっかかけてんな。

可憐には感謝してもしきれないよ!
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