天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅤ(劣化版)
真一文字に口を結ぶ龍太郎。
龍娘は、彼の顔を真っ直ぐに見据える。
「…私も教師だ。教えを乞われたら断る訳にはいかんが…」
クルリと椅子を回転させ、龍娘は背を向けて立ち上がる。
「武道に関して弟子入りなどさせた事がない。老師(ラオシー。中国武術における『師匠』であり、老齢でなくともこう呼ばれる)を務められるほどの器ではない…それでもよければ」
肩越しに、龍太郎を見る龍娘。
「手取り足取りは教えんぞ。見て覚えろ。ついて来れなくとも置いていく」
「応」
龍太郎は大きく頷いた。
龍娘は、彼の顔を真っ直ぐに見据える。
「…私も教師だ。教えを乞われたら断る訳にはいかんが…」
クルリと椅子を回転させ、龍娘は背を向けて立ち上がる。
「武道に関して弟子入りなどさせた事がない。老師(ラオシー。中国武術における『師匠』であり、老齢でなくともこう呼ばれる)を務められるほどの器ではない…それでもよければ」
肩越しに、龍太郎を見る龍娘。
「手取り足取りは教えんぞ。見て覚えろ。ついて来れなくとも置いていく」
「応」
龍太郎は大きく頷いた。