天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅤ(劣化版)
龍太郎は唖然とした顔をする。
学園最強クラスを相手にするつもりで。
つまりそれは、龍太郎も学園最強クラスに匹敵するという事か?
「自惚れるなよ」
そんな彼が天狗にならないうちに、龍娘はすぐに鼻をへし折る。
「お前が最強クラスなのは『打たれ強さ』だけだ。生まれ持ったタフネスに頼っているだけに過ぎん。攻撃なんぞは並みの人間と変わりないのだからな。どんなに打たれ強くても、永遠に攻撃を受け続けられる訳ではない。いずれはダメージが蓄積し、倒れる時が来る。今までのお前の敗北がそうだ」
「…………」
悔しげに歯噛みする龍太郎。
学園最強クラスを相手にするつもりで。
つまりそれは、龍太郎も学園最強クラスに匹敵するという事か?
「自惚れるなよ」
そんな彼が天狗にならないうちに、龍娘はすぐに鼻をへし折る。
「お前が最強クラスなのは『打たれ強さ』だけだ。生まれ持ったタフネスに頼っているだけに過ぎん。攻撃なんぞは並みの人間と変わりないのだからな。どんなに打たれ強くても、永遠に攻撃を受け続けられる訳ではない。いずれはダメージが蓄積し、倒れる時が来る。今までのお前の敗北がそうだ」
「…………」
悔しげに歯噛みする龍太郎。