呪われた学校
第1章

学校の噂

「ねぇねぇ、昨日のテレビ見た??」

「あぁ知ってるーあの『恐怖の廃墟』ってやつでしょう?」

「そうそう!怖かったよね~」

朝はこの話で持ちきりなのだ。
なにが『恐怖の廃墟』だよ
あの番組はくだらなかった。

このホラーマニアの私には
まだまだ『衝撃』というものが足りなかったよ(怒)

一度でもいいから行ってみたいなー
あの5年前に廃校になった廃墟・・・
(序章で紹介しているアレ)

そしたら本当の真実も明らかになったり?
・・・それより眠いよ
今日は2時間しか寝てないし・・・

すいません!
自己紹介が遅れましたっ・・・
私は『寿 美波』
(ことぶき みなみ)です!
超ホラーマニアの高校1年
よろしゅー

「みーなみっ!」

「あ、おはよう」

「美波テンション低いよ」

「うん、ごめん」
今、私と会話してるのが
『琴吹 梓』
(ことぶき あずさ)
幼稚園からの幼馴染で梓もホラーマニアなんです!
しかも可愛い・・・同姓なのに萌えってかんじwww

「ねぇねぇ梓?」

「なに?」

「昨日の『恐怖の廃墟』見た?」

「うん見た見た。あれ・・・超くだらないでしょ!」

「あ、それで・・・土曜日空いてる?」

「う~ん・・・空いてるよ?」

「あのさ!『恐怖の廃墟』でやってたあの『呪われた学校』って行ってみたくない?」
梓が微笑んで黙り込んでしまった

・・・長い沈黙

「いいよ!!!!行こうっ美波」

もうっ!いきなりデカイ声だったからビックリしたじゃない!

「よし。決まり」

「なにを持って行けばいい?」

「とりあえず・・・ビデオカメラと」
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

唖然

「ど、ど、どうしたの?!」

「だってー美波さ『ビデオカメラ』なんて・・・ヤダっもしかして・・・霊を・・・お撮りになるで御座いますかぁ?!」

「もーちろん。そうに決まってる♪」

「ひえええええええええええええ
死ぬううううううううううううううう」

梓がこんなに怖がったの
初めて見たぁ~カワユスwww
幼稚園の頃から一回も見たこと無かったのに・・・
レアだわー

「まぁまぁ。あと携帯とか録音できるものね?」
・・・梓が・・・

「・・・梓?」
・・・・・・・・・
ひぇっ(怖)
梓が泣いとる・・・
しかも怒った顔で

こえーよ
悪魔かよー

「じゃあ気を取り直そうね?梓」

「・・・無理、ヤダ、嫌い」

あーあ怒っちゃた

よし!奧の手を使うか
「あずしゃちゃーん
一緒にきてくれたらぁ
アメしゃんあ・げ・る
それと・・・うちのお家で
パーティーしましょうねー」

赤ちゃん言葉www
梓の反応はいかに・・・?

「いーーくぅ」

よっしゃー

思わずガッツポーズwww

「よーし!じゃあ土曜日行くんだねー♪」
「持ち物は後で手紙で教えるねっ」

「OKっ!」



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