花、占い。
「うぅっ…つらい゛…」
廊下の隅でうずくまり、何時間がたったんだろ…
意識が…
「大丈夫?立てる?」
肩をそっと捕まれ、支えられた…
しばらくして少し楽になったと思い、目を空けるとそこには黒髪のやさしい顔をしたイケメン…って!
「にっ入学式!!」
「急に起きちゃだめだよ。熱があるのに。入学式はこの状態じゃ無理だね。先生に報告しておくから、名前。教えて?」
「はぅっ…い…椎名…ま゛………へっくしゅ!」
たら-…
「くっ………ハハハハ!はなたれさん…だね、言っておくよクハッそれじゃあ僕は入学式出ないとだから…」
「あの…!名前!…」
ピシャリ…
「行っちゃった…」
名前…熱が冷めたら聞こう…