幼なじみじゃイヤなんだ。
…上坂?
「誰なんだそいつは!誰なんだそいつは!!母さんは知ってるのか?」
「…ええっと?確かクラス委員で一緒の子じゃなかった?ねぇ。桜?」
「……」
もしかして、2週間前の放課後に言われた?
「やるわね。桜ちゃんオトしちゃったんだ!その男子のこと?」
「そ、そんなんじゃ。ないよ…」
あの日から、桜の様子がおかしかったのは?
「姉ちゃんは、そいつのこと好きなのかよ?」
「た、ただの友達だよ。それに上坂くんはそんな意味で言ったんじゃないと思う…」
あいつのせいなのかよ?
あいつはそんなに簡単にお前の心を掻き乱せたのかよ?
俺はどうしたらお前の心の中に入れるかさえ分からないのに…。
ムカムカする。
イライラする。
どす黒いモノが胸を支配する。
「流瑠?」
桜が横に座っている俺を見上げている。
困った顔をしている
涙目になっている
なんでそんな顔するんだよ?
何を考えているんだよ・・?
胸の奥がぐっと痛くなる。
箸を握った手に力が入る。
「ホントに違うの。私は、あのね、その…」
「……」
なんの言葉も出て来ない。
桜の顔すらもまともに見れない。
「…えっと」
「なにが言いたいの?」
冷たい言葉しか出て来ない。
桜が自分の膝に置いていた両手をぐっと握り締めたのが見えた。
「・・・・・何でもない」
桜が言葉を呑(の)んだ。
「誰なんだそいつは!誰なんだそいつは!!母さんは知ってるのか?」
「…ええっと?確かクラス委員で一緒の子じゃなかった?ねぇ。桜?」
「……」
もしかして、2週間前の放課後に言われた?
「やるわね。桜ちゃんオトしちゃったんだ!その男子のこと?」
「そ、そんなんじゃ。ないよ…」
あの日から、桜の様子がおかしかったのは?
「姉ちゃんは、そいつのこと好きなのかよ?」
「た、ただの友達だよ。それに上坂くんはそんな意味で言ったんじゃないと思う…」
あいつのせいなのかよ?
あいつはそんなに簡単にお前の心を掻き乱せたのかよ?
俺はどうしたらお前の心の中に入れるかさえ分からないのに…。
ムカムカする。
イライラする。
どす黒いモノが胸を支配する。
「流瑠?」
桜が横に座っている俺を見上げている。
困った顔をしている
涙目になっている
なんでそんな顔するんだよ?
何を考えているんだよ・・?
胸の奥がぐっと痛くなる。
箸を握った手に力が入る。
「ホントに違うの。私は、あのね、その…」
「……」
なんの言葉も出て来ない。
桜の顔すらもまともに見れない。
「…えっと」
「なにが言いたいの?」
冷たい言葉しか出て来ない。
桜が自分の膝に置いていた両手をぐっと握り締めたのが見えた。
「・・・・・何でもない」
桜が言葉を呑(の)んだ。