幼なじみじゃイヤなんだ。
「ううん、なんでもない。今日は忙しくて疲れちゃった!帰って寝るね」






今なら、引き返せるかな?





「もうすぐ文化祭だもんな。委員会と演奏会の練習、頑張れよ桜」





泣いちゃうかな?





「うん」





これ以上好きになったら……





「充電しようか、桜」





後戻りが出来ないって分かっていても





「…ん」





流瑠が私に与えてくれる優しさに、温もりに、包まれていたくなる。


抱き締められた温もりが忘れられない。


これ以上好きになれば……
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