幼なじみじゃイヤなんだ。
あっ、そっか!





「寝癖やっぱり変?でも、急がないと遅刻しちゃうし」





そう言いながら流瑠に近付いていくと、流瑠は近付いて来るなと言わんばかりに手を振っている。


なに?感じ悪いなぁ。





「違う、寝癖じゃなくて……なんて格好してんだよ…」





腕で顔を隠して、あたしから目を逸らせたままの流瑠にそう言われて、自分の姿を見下ろす。





「あぁ……」


「は、早く、制服着て来い!」





私は制服のスカートでこそ履いてるけど、上はキャミ一枚の格好だった。

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