幼なじみじゃイヤなんだ。
雪見さんは無言で私の前を歩き、屋上の扉を開けた。
さすがに真夏の屋上は暑い。
雪見さんは日陰になっている屋根のあるところに入る。
2人でその日陰に入ると、雪見さんはこちらを振り返った。
「ここなら、大石くんに見つからないでしょ」
「へ?」
「見つかると面倒だからね」
「そ、それは?また…なんで?」
どうして流瑠に見つかっちゃダメなの?
私、今から何をされるの?
不安で心臓がバクバクなり始めた。
やっぱり、早苗に来てもらえば良かった…
早くも後悔。
「大石くんは、あたしがまた相澤さんになにかするんじゃないかって警戒してるから、一緒にいるところなんて見られたら、有無も言わさず相澤さんを連れて行ってしまうと思うから」
「……」
雪見さんは私をしっかりと見つめた。
さすがに真夏の屋上は暑い。
雪見さんは日陰になっている屋根のあるところに入る。
2人でその日陰に入ると、雪見さんはこちらを振り返った。
「ここなら、大石くんに見つからないでしょ」
「へ?」
「見つかると面倒だからね」
「そ、それは?また…なんで?」
どうして流瑠に見つかっちゃダメなの?
私、今から何をされるの?
不安で心臓がバクバクなり始めた。
やっぱり、早苗に来てもらえば良かった…
早くも後悔。
「大石くんは、あたしがまた相澤さんになにかするんじゃないかって警戒してるから、一緒にいるところなんて見られたら、有無も言わさず相澤さんを連れて行ってしまうと思うから」
「……」
雪見さんは私をしっかりと見つめた。