幼なじみじゃイヤなんだ。
叶えるための勇気
トイレの鏡の前に立つ。
髪を整えて、鏡にニコッと笑ってみるものの
怖い位にカッチコチ…。
「よ、よし!ぃ、行くぞぉっ!!」
今度は気合を声に出したものの
声が完全に裏返る…。
だ、大丈夫なの?私?
会いたい気持ちは高ぶるけれど、上手く接する自信が0に近い。
でも、流瑠とギクシャクするこんな状態はもう嫌だ!
それに、それに、明日は…
トイレから飛び出して深呼吸を2回した。
強くならなきゃ!
早苗のように。雪見さんのように。