幼なじみじゃイヤなんだ。
────…
踊り場の開け放たれた窓から見える真っ青な空。
「『悪い』なんて思ってもいないくせに。本当に可愛くないライバルだった」
それを見上げながら上坂が呟いた独り言は、
吹き抜けた風が優しく溶かしていった。
踊り場の開け放たれた窓から見える真っ青な空。
「『悪い』なんて思ってもいないくせに。本当に可愛くないライバルだった」
それを見上げながら上坂が呟いた独り言は、
吹き抜けた風が優しく溶かしていった。