幼なじみじゃイヤなんだ。
流瑠の腕に包み込まれた私の体は一瞬固まった。





心臓が止まったかもしれないと思うくらいに、

胸がギュッと締め付けられて、熱を持つ。




どくん どくん どくん どくん




早くなる自分の心音を感じて。




どくん どくん どくん どくん




抱き締められた胸からも感じる

私と同じ位、早くなる心音。





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