幼なじみじゃイヤなんだ。
「あの2人も部活に没頭してるね」





流瑠とマサ君は共にサッカー部。

今日は朝練の日で私達は2人とは別登校。





「早苗。マサ君と一緒に登校出来なくてさみしいね~」


「はぁ?さみしくないよ!」


「ふふふ…」





早苗可愛いなぁ。

ニカニカ笑っている私を見て眉間にシワを寄せた早苗は、コホンと咳払いをひとつしてから、真剣な顔をする。






「そう言えば、雪見さん、サッカー部のマネージャーになったらしいよ」


「えっ?そ、そうなの?」


「大石、完全に狙われてるよ。桜」


「うん。みたいだよね……」






確かに早苗が言う様に、彼女は本気みたいで……。
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