みんなが好きだから、
相模はドキッとした。
「な、なんでよ。」
「ええ?だってさそう見えるじゃん。」
北野はニヤニヤした。
「と、とにかく。早く行こうか!」
PC室では松本が怒りながら待っていた。
「ゴルアアアア!」
「ひえええ!」
北野は震え上がった。
「テメェは人の話きかんかい!」
「すみませんんん!」
北野は全力で頭を下げた。
「ったく・・・親だったら殴ってるところだ。五発。」
「五発?!」
北野は驚いた。
「先生の子じゃなくてよかったあ。」
「お前は一言余計なんだよなあ~」
とまた松本を不快にさせたのだった。
PC室では、各班のテーマに沿って事前調査が始まっていた。
とおるは、
「パンフレットとりよせとくかー。」
とか怠そうに言う。
「まあまあ気長にやりましょうや。」
と小森がなだめた。
「まあ小森もよくやるもんだな~。ホテルとかなんでこんなテーマなんだよお~。」
班全員
「お前のせいだろ。」
と心の中でつぶやいた。
「まあ、俺もやるからにはやるけど。」
そしてとおるは班のPCのスイッチを入れた。
「学校のとか起動遅くね?」
「ああ、わかるかも。」
そんな感じで調査が始まった。