みんなが好きだから、
各班が次々にルートが決まっていった。
ますます楽しみになる 修学旅行。
特に、相模が一番楽しみにしていた。
なぜなら相模は、歴史が好きなのだ。
本物の建築物が見られる、と言っていた。
・・・さて。
相模と葉月の件。
とおるは忘れてはいなかった。
「いいだろうよぉ。」
とおるは休み時間葉月にいった。
「秘密だよ。」
「いみわかんねぇーよー。」
「ほらほら、早くいえよー。」
佐藤健太も葉月はつついた。
「じゃあ、相模に聞いてみればいいだろ?」
「あれ?相模じゃなくて・・・皆子じゃないのー?」
「おまえらとことんしつこいな。」
葉月は眉間にしわを寄せた。
「だって、気になるじゃない!」
まどかも参戦した。
「おお!巨匠!」
「はぁ!?誰が巨匠よ!」
まどかはとおるをひっぱたいた。
「君たちこそ付き合ってんの?」
「「んなわけあるかあ!」」