みんなが好きだから、

それから初めてのカップルが誕生したのだった。

記念日は、4月20日。

「そんな前からだったのかよ~。」

「ったく。早く言えよ!」

健太が葉月をどついた。

「プライバシーだろが」

「知る権利だ。」

「いみわかんねぇ・・・。」

葉月があきれた。

「で?どっちからなんだよ~」

とおるはまだえぐるつもりだ。

「それくらい黙らせてくれよ。」

「いいじゃんか!ここまで来た以上。もう引き下がれないぜ?」

「・・・俺。」

「「おまえええええええ!?」」

健太ととおるは驚いた。

「お前、そういうのに興味ないって中学校生活言ってただろうが!」

「気持ちの変化とかあるからな?」

「で?なんていったの?」

「いいかげんにしてくれぇぇぇぇっ!」

葉月は叫んだ。
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