みんなが好きだから、

「まあ、皆子と葉月がねぇ。」

まどかたちは女子トイレにいた。

「いや。私も意外だったよ。」

「ということは、葉月が告ったの?」

まどかは聞いた。

「うん。」

へぇ~・・・とまどかは驚きながら言った。

「長く続くといいね」

相模は軽く笑って教室に戻った。



まどかはため息をついた。

・・・葉月からだったのかあ。

まどかは一度 葉月に告白したことがあった。







「ごめん。南。」

「あ・・・だっよねー!」

「とりあえず今はそういう感情すら持とうとしてないからさ。」



と言っていたのに。

まどかはなんだか切ない気持ちになった。
< 36 / 80 >

この作品をシェア

pagetop