みんなが好きだから、
「まあ、皆子と葉月がねぇ。」
まどかたちは女子トイレにいた。
「いや。私も意外だったよ。」
「ということは、葉月が告ったの?」
まどかは聞いた。
「うん。」
へぇ~・・・とまどかは驚きながら言った。
「長く続くといいね」
相模は軽く笑って教室に戻った。
まどかはため息をついた。
・・・葉月からだったのかあ。
まどかは一度 葉月に告白したことがあった。
「ごめん。南。」
「あ・・・だっよねー!」
「とりあえず今はそういう感情すら持とうとしてないからさ。」
と言っていたのに。
まどかはなんだか切ない気持ちになった。