みんなが好きだから、
「南。」
休み時間、葉月はまどかの席に来た。
「お前さ・・・花粉症なの?」
「違うけど。」
まどかは冷たくいった。
「じゃあなんで目赤いの?こすった?」
「擦ってないから!」
「じゃあ
泣いた?」
まどかは溢れそうになる涙を必死にこらえた。
心配してくれてるんだ
と思うと溢れそうになってしまったのだ。
「みなことのことだろ?」
苦しくなってくる。
「ごめんな。でも受け入れてほしい。このこと。」