みんなが好きだから、

「でもね!私のパンフには<東京駅集合>って書いてあるのよ!」

まどかは急いでパンフをみんなにみせた。

それは、ほんとうにそこに書いてあるようだった。

すると、北野が前にでた。

「ごめん。それ、俺がやったんだ。」

「・・・え?」

いまいちのみこめていないようだった。

「ふざけてやっちゃったんだ。ホントごめん!!!」

北野は、深々と頭を垂れた。












「ふじゃけんなあああああああ!!!!」

まどかはいつものように北野にキックをいれた。

「ぶはっ」

「ここまでの交通費!払えよ!道間違えたし、8000円だからね!!!」

「まじかよ!間違えたのかよ!」

「だれのせいよ!」

「間違えたのは自己責任だろ!」




南まどか。

彼女の存在はでかかった。

また、彼女の明るさはBにぴったりだった。

そして、その明るさが修学旅行の楽しい線路に戻してくれたのだ。



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