みんなが好きだから、
「ほんと、とおる嫌い!」
東京駅について、電車の中まどかは言った。
「謝ってんだろー。」
とおるは疲れていた。
「いやいや、足りないから。」
まどかはとおるをたたいた。
「ふざけんなよー。あとどれくらい謝りゃいいんだよー・・・。」
奈良駅についた。
「あっつう。」
まどかは、へとへとだった。
「大丈夫か?」
松本が聞く。
「おぶってください。」
「ふざけんな」
松本は、くるりと方向を変えた。
奈良駅から出ると、不思議なくらいに木が生い茂っていた。
「きれいだな。奈良。」
「しかしかあああああああ」
とおるは叫んだ。
「ペットにしてやるぜ!」
「さっきまでの疲労感はどこにいったんだ・・・。」
健太があきれた。
ここから班行動が始まった。