みんなが好きだから、
男子部屋。
暑苦しい男子どもだ。
「葉月悲しいだろー。」
とおるは、笑った。
「なんでだよ。」
わかってるくせに葉月は尋ねた。
「まったく、アツイぜ。相模と葉月。」
「変なことすんなよ。」
松本が言った。
「いたのかよっ!」
とおるは驚いた。
「ちょっと、葉月が悪さしないか心配だったからな。」
「先生・・・俺そんな悪がきじゃあないですよ。」
葉月は苦笑した。
「いいや意外とこういうやつがしでかすもんだ。」
「どんだけ信頼ないんですかっ!」
一方女子部屋は・・・
「うがああああああああああああああ」
まどかが、発狂していた。
「広すぎでしょ!景色もいいし!どんんだけえええええ!」
「落ち着こう。まどか。」
さかなが言った。
「無理無理!てかみんなよく普通でいられるね!?」
みんなは顔を見合わせた。
まどかが来る前は怒られたからそれがまだ心の中にあったのだった。
「実は、とおるめっちゃ怒られてさ。それでちょっとテンション下がってんのよ。」
小森陽子が言った。
「鈴木さんも怒られたし。彼女相当ショックな気持ちでしょうね。」
仲野琴美は鈴木を見た。
「・・・そ。そうなんだ。」
まどかは申し訳なさそうに座った。
「まぁ、そのうちテンションも戻るでしょ!」
相模は笑った。
その無理な笑いはバレバレだった。
「みんな修学旅行楽しもうね!」