みんなが好きだから、

「なんだよ。1班写真て。。」

とおるは、苦笑した。

「俺らにまかせると危ないっていう先生の判断だな。」

健は納得した。

「と、いうよりとおるがいるからでしょ。」

陽子が笑った。

「よかったね。」

鈴木も喜ぶ。

「うん。」




南たちの班は、おいしいもの。

としか書かれていないので清水寺にいくまでの通りで悩んでいた。

「先生と被ったら殺されるわよ。」

南が言う。

八橋以外のおいしいものってなんだろう。

みんな考えていた。

「みんな、そんな悩んでたら清水までいけないぞ?」

運転手さんがあきれる。

「すみません。」

代表して菊ちゃんが謝る。

「だけど、大切な仲間へのお土産なんで。」

そういって、またお土産を物色しはじめた。






職員もまた清水寺にいた。

といっても南とは違う清水の舞台にいたのだった。

「釘が一本も使われていないのによくこんなもんができたなあ。」

松本は感心した。

「すごいですねー。」

副担任の内田先生も感心した。

「どうやって、あんな高さまで気を運んだのでしょうね。」

要先生は疑問を持っていた。

「で?先生。日村さん明日くるんですか?京都に。」

「うわ。要先生、人のメール勝手に見たんですか?」

松本は嫌そうな顔をした。

「仕方ないでしょ。見えちゃったんだから。」

松本はため息をついて

こくりとうなづいた。

「主任きっと許しませんよ?」

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