---夕焼け色---



教室を見まわした


佐藤さんが・・・いない




「・・・・野宮が付き合うからだよ。」



「えっ?」



「野宮が佐藤さんと付き合うから・・・

 話しかけられなかったの!!!」



「そんなの関係ないじゃん~」




「関係あるよっ!!!!!」




「・・・」




やば


野宮・・・驚いてる


ちょっと声大きかったかな・・・






「・・・・佐藤さんに悪いでしょ。

 ・・・・幼なじみだからって・・・

 ずっと仲良くなんて出来ないんだから。」





「・・・・・・・」







野宮は無表情だった


私の顔ばかりが赤くなってる






「・・・じゃあねっ!!!」









私は教室を飛び出た















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