初恋
先輩卒業
いろいろ考えていたらもう3月になった。
そして卒業式が始まった。
三年生が一人ずつ校長先生に呼ばれていた。
そのなかで一人耳につく名前が呼ばれた。
「佐々木 勇斗」
私は、はっ!っとなった心の中がもやもやする。
胸が痛い胸のどこかが張り裂けそうだった・・・。
そして張り裂けたものが目からあふれてきた。
涙だった大粒の。
そして先生の起立の声が聞こえた。これからこうかを歌うのだ。
私はこうかが歌えなかった。
涙のせいで声が出なかった。
そして卒業式が終わって先輩が私の方に向かって歩いてきた。
「おい、逃げるのかよ七菜!俺、七菜にひどいこと言ってしまった。ごめん。」
先輩が始めて私に謝った。
でも、私は先輩を忘れることにしので先輩の誘いを断った。
そして、先輩と別れを告げた。