医者のあり方【BL】
「おい影親。
久々に連絡してきたと思ったら『薬持ってこい』だと?
なめてんのか。」
「うっせーな…
…薬届けてくださりどうもありがとうございましたー…じゃ。」
「じゃっ。てなんだ!
お前それが幼なじみに対する態度か!?あぁっ!?」
ムカつくくらい真っすぐ伸びた金髪が目について仕方がない。
「礼はまた今度するから今は帰ってくれ。」
「ちっ…この俺に憎まれ口たたく奴なんてお前くらいだぜ。」
そいつは不機嫌そうに言いながらも金髪を揺らしながら帰って行った。
「神前?大丈夫か?」
「水無月…先生…」
神前はダルそうに答えた
「飯持ってきてやるからもうちょっと寝てろ。」
「あぃ…」
(あんまり呂律が回ってないんだな…
かわ…い…
―俺って医者失格かも…)
俺は適当にお粥を作って神前の元へ持って行く。
「先生が…作ってくれたんですかぁ…?」
神前はくてんと首をひねった。
「っっ////!
んあ…あ…食えるか?」
今のは正直、結構キツかった。