【短】幼なじみってやつ。


………え?え?えええ!!!!!!


気が付くと2人共、顔が真っ赤に染まって私の涙もいつの間にか止まっていた。

「うっわー恥ずかしい…ダメだ…俺、今日、多分寝れない…」

「あはは!私も多分寝れない!」

「よし!帰るぞ!」

「うん!」

当たり前のように手を繋いで残りの道を歩く。

なんか、まだ実感がわかないや。

「うわぁっ!」

洸に気をとられ過ぎて石につまずいてしまった。

やばい!転ぶ!!!!

「っと。あっぶねーな。瞳、大丈夫か?」


「大丈夫!!ありがとう洸!」

あれ…?
これどこかで…

「ったく瞳って昔っからよく転ぶよなー。ま、転びそうになったら
俺がまた助けてやるから。俺が瞳を守るから。」


………………あ。


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