いつだって、キミが。
足が凍りついたように止まる。
「───…好きだよ」
確かに、絶対、集の声。
ああ、どうしよう。
なぜかものすごく逃げたい。
逃げる理由はないのだけれど。
告白、だよね。
じゃなかったらなんなんだって話だよね。
集が告白されることは昔から多いことだけど。
高校に入ってから2年、もっと告白されていることも知ってる。(←深子莉子情報)
でも目の当たりというか、盗み聞きというものは高校に入ってから初めてで。