いつだって、キミが。






足が凍りついたように止まる。


「───…好きだよ」


確かに、絶対、集の声。


ああ、どうしよう。
なぜかものすごく逃げたい。


逃げる理由はないのだけれど。


告白、だよね。
じゃなかったらなんなんだって話だよね。


集が告白されることは昔から多いことだけど。


高校に入ってから2年、もっと告白されていることも知ってる。(←深子莉子情報)


でも目の当たりというか、盗み聞きというものは高校に入ってから初めてで。










< 33 / 109 >

この作品をシェア

pagetop