いつだって、キミが。
─ピピピッ、ピピピッ、ピピ…
「…眠い。」
全っ然寝足りない。
欠伸をしながらボサボサな髪を落ち着かせる
脳がまだ起きていないなか、仕度を始めた。
──集が家に来る前に自分の家を出るようになって3日目。
1人で登校をし始めて3日目。
つまり、集と距離を置き始めて3日目。
学校では集に見つからないように隠れて。
深子莉子に不思議がられているけど、今日きちんと理由を言う約束をしている。