いつだって、キミが。







帰りにコンビニへ寄って桃サイダーを買った。


まだ期間限定内でよかった。


「おいしい…」


1時間おきに鳴る携帯は電源を切った。


また自惚れてしまいそうになるから。


幼なじみだから、心配してくれてるだけだ。


とひとりで納得し、ネガティブの闇に嵌まりそうな自分を奮い立たせた。







「…あれ?」


マンションに到着し、管理人さんに挨拶もそこそこに705号室へと帰って来た。


うちのドアノブにはなぜか白い袋がかかっていて。


なんだろうと中身を取り出す。



「……っっ!」











< 69 / 109 >

この作品をシェア

pagetop