いつだって、キミが。





「寂しがり屋の真姫はオレがいないとダメだろ?」


「そうだね。」


昔、寂しくて泣いてばかりだったあたし。


集は小さくて、でも暖かな手であたしの手をずっと握ってくれていた



『オレが守るから――…。』

『寂しい思いなんてさせないから――…。』



思い出したら懐かしくて笑ってしまった


「なんでいきなり笑う」


「昔の集を思い出してたの」


「笑うところなんてあるか?」


集は覚えてるのかな?









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