いつだって、キミが。







「………」

「………」


何も言ってくれないの!?


「あの、しゅー?」


暫く見つめあうけど、集は無表情のまま。


「ねえ、しゅ…ひゃっ!」


苦しいくらいに抱きしめられて、驚く。


「ほんと?」


「なにがほんと?」


「ほんとに俺のこと好き?」


「好きだよ」


さっきしたやり取りに似てて、なんだかおかしい。


「もういっかい言って?」


「好きだよ」


「じゃあ、次は目を見て言って」









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